東京から 100km 以内で災害リスクが低く地価が安い町
都内への通勤や通学の現実的な許容範囲として「東京駅から直線 100km 圏内」は重要な分岐点です。このページでは、東京駅から 100km 以内に、洪水浸水想定区域 面積比 5.0% 以下と、30 年以内に震度 6 弱以上となる確率 30.0% 以下という 2 つの上限を重ね、住宅地の地価が安い順に並べています。
100 km 以内にある 326 市区町村のうち、3 つの条件をすべて満たすのは 7 件です。内訳は 群馬県、山梨県、埼玉県、静岡県 の 4 都県で、いちばん安いのが 群馬県みどり市(24,550 円/m2)、この表の中でいちばん高いのが 埼玉県飯能市(88,450 円/m2) でした。
| 市区町村 | 都道府県 | 地価 | 洪水 | 地震 | 東京から近い |
|---|---|---|---|---|---|
| みどり市 | 群馬県 | 24,550 円/m2 | 1.6% | 5.3% | 90.6 km |
| 甲州市 | 山梨県 | 29,100 円/m2 | 1.1% | 18.8% | 93.8 km |
| 鳩山町 | 埼玉県 | 32,300 円/m2 | 4.6% | 7.8% | 51.4 km |
| 日高市 | 埼玉県 | 52,550 円/m2 | 2.7% | 19.4% | 46.1 km |
| 秩父市 | 埼玉県 | 56,150 円/m2 | 0.4% | 6.8% | 70.5 km |
| 伊東市 | 静岡県 | 59,000 円/m2 | 2.0% | 26.1% | 99.9 km |
| 飯能市 | 埼玉県 | 88,450 円/m2 | 0.7% | 17.7% | 44.1 km |
この表の読み方
洪水の 5.0% は「想定最大規模の降雨で浸水が想定される区域の面積が、市区町村の面積の 5.0% 以下」という意味です。区域はハザードマップポータルサイトのタイルを行政区域で切り出して集計しています。市街地が区域の外にあっても、河川沿いの農地が広ければ比率は上がりますし、比率が低くても住む場所が区域の中なら浸水します。
地震の 30.0% は、防災科学技術研究所 J-SHIS の確率論的地震動予測地図から取った「今後 30 年以内に震度 6 弱以上の揺れに見舞われる確率」です。役場の代表点 1 点の値なので、同じ市区町村でも地盤によって実際の揺れやすさは変わります。
地価は国土交通省の地価公示のうち住宅地の標準地を市区町村ごとに集計した中央値です。標本が 4 件未満の市区町村は、1 地点の当たり外れで中央値が大きく動くため表から外しています。表に無い町が高い・安いという意味ではありません。
距離は東京駅と市区町村役場の間の直線距離です。所要時間ではないので、新幹線や高速道路が通る町とそうでない町では、同じ距離でも移動の負担がまったく違います。
読むときの注意
3 つの条件はいずれも市区町村全体を対象にした概算値で、住む場所そのもののリスクではありません。候補が決まったら、その住所をハザードマップポータルサイトの「重ねるハザードマップ」で必ず確認してください。
この表では土砂災害警戒区域・津波浸水想定・積雪を見ていません。山あいの町では土砂災害、日本海側では積雪が生活に効いてきます。地図の絞り込みで条件を足して確かめてください。
地価が安いことは、土地の需要が小さいことの裏返しでもあります。将来推計人口や医療機関の数と併せて読むと、安さの理由が見えてきます。市区町村名から詳細ページに進むと、全指標と全国順位、出典を確認できます。